手作りブリオッシュで朝食を☆グラママを想う



スイスの叔母の家で毎朝食卓を飾る手作りブリオッシュ。
年末にお邪魔した時、朝食でいただいたら、不意にぐっと懐かしい味がこみ上げてきた。

何だろう。
パティスリーで食べるようなブリオッシュとは違う素朴なブリオッシュ・・・・でも。

その後、今は亡きプチコロのおばあちゃんのお墓参りをしていて気がついた。
そう。グラママ(仏:おばあちゃん)のブリオッシュの味!

ドイツに来てから、私をちょくちょくスイスのおばあちゃんの所に連れて行ってくれたプチコロ。
フランス語が母国語のグラママは言葉こそ通じないものの温かく受け入れてくれ、色々なことを教えてくれた人。

フランス・アルザス地方にごく近いスイスに住んでいたグラママ。
よくアルザス地方色の濃いお菓子を焼いてくれたのを覚えている。


お庭の木という木は全て果物の木。お野菜も沢山作っていて、
夏にプチコロと行く度に泥まみれになってお手伝い、収穫したお野菜で美味しいお昼を
作ってくれたグラママ。

今でもグラママの作る野菜スープと煮豚は美味しくて忘れられない。
レシピは教えてもらったものの、やっぱり同じ味は未だに再現できていない私。
やっぱりあれはグラママにしか出せない味。

今思えば、自分の手で摘んだ果物で手作りジャムやタルトのお菓子を作る楽しさを教えてくれた
のもグラママ。

 
私にとっては短い間だったけれど、とても大きな大好きな存在のグラママ。


そのグラママが毎朝出してくれたブリオッシュ。
とても温かく、優しく、本当に素朴な味。

すごいなと思う。
母の味があるように、グラママの味があって、味がその人の温かみを思い出させてくれる。


いいなぁ
そういう素敵な味を私も誰かに思い出してもらえたら。


****   最高だと思う。 ****




そんなグラママが懐かしくて、スイスで叔母が使っていたブリオッシュの粉でブリオッシュを焼いた。

今日はノスタルジックな手作りブリオッシュで朝ごはん☆



今日も皆さんにとって笑顔溢れる素敵な一日になりますように☆

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